厚生労働省/2020年度 女性活躍推進アドバイザーに選定いただきました
女性リーダーたちが集い、語り合う場
先月、岡山県主催の「女性リーダー育成交流会」(岡山会場)にファシリテーターとして登壇しました。
この交流会は、県内で活躍する女性管理職やリーダーが集い、
これからの働き方やリーダーシップについて語り合う学びと対話の場です。
(参考記事)
https://mbp-japan.com/kagawa/tanigawa/column/5202425/
当日は約30名の参加者が集まり、
会場には柔らかな緊張感と前向きなエネルギーが満ちていました。
「自分らしく働きたい」「仲間とともに成長したい」――
そんな想いを胸に、それぞれの現場で奮闘する方々が集まり、
真摯に耳を傾け、語り合う姿が印象的でした。
誰かに頼ることも、リーダーシップのかたち
前半は、県内で活躍する3名の女性リーダーによるパネルディスカッション。
「仕事と家庭の両立」「挑戦と不安」「チームを導くコミュニケーション」など、
リアルな経験から紡がれる言葉に、
会場の多くの方がうなずきながら聴き入っていました。
「完璧じゃなくていい」
「頼ることもリーダーシップのひとつ」
「やらない後悔は少ない方がいい」
そんなフレーズが心に残り、
リーダー像に新しい風を吹き込むような時間となりました。
哲学対話:「働きやすさ」と「働きがい」は両立できるのだろうか
後半は、私が提案させていただいた「哲学対話」の時間。
テーマは事前に準備した3つのテーマから、参加者の多数決で選ばれました。
選ばれたのは――
「働きやすさ」と「働きがい」は両立できるのだろうか?」。
「働きやすい職場は安心できるけれど、刺激が少ないこともある」
「働きがいを感じるときは、子育てなどライフを少し犠牲にしているような気がする」
「両立とはバランスではなく、行き来することなのでは」
そんな声があちこちから上がり、
「働く」という営みをそれぞれの視点で見つめ直す対話が広がりました。
答えを出すことよりも、考えを分かち合うことに価値を感じるひとときでした。
対話から見えてきた“働くこと”の本質
対話の中で、
参加者の皆さんが “働くこと”の意味を自分の言葉で語り合う姿が印象的でした。
今回のような場が、それぞれの心の中に小さな種となり、
やがて職場や地域で芽吹いていくと良いなと思っています。
11月は津山、そして12月は倉敷での開催を予定しています。
それぞれの土地で、また新しい出会いと対話が生まれることを心から楽しみにしています。




