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谷川由紀プロはテレビせとうちが厳正なる審査をした登録専門家です

人は我慢した分だけ、不機嫌になっていく?

谷川由紀

谷川由紀

テーマ:アンガーマネジメント

ハラスメント防止とアンガーマネジメント
― 我慢の連鎖を断ち



ここ6、7年ほど、毎月のように
「ハラスメント防止」をテーマにした研修に呼んでいただいています。

今月は、香川と岡山の企業、そしてこども園で4回。
立場も年齢も違う方々と同じ時間を過ごしながら、
「どうすれば互いを大切にできるのか」を一緒に考えてきました。

法令だけでは伝わらないもの


もちろん、ハラスメントの法令理解は大切です。
けれど、私は知識をただ並べるだけではなく、
「頭ではわかっていても、つい口にしてしまう言葉」や
「無意識にとってしまう行動」に気づき、
それをアンガーマネジメントの技術でやわらげることを大切にしています。

ハラスメント防止 × アンガーマネジメント
この組み合わせこそが、私の得意な伝え方です。

自分を傷つけすぎない


研修の中でよくお伝えするのが、「自分を傷つけすぎない」ということ。

人は、自分が我慢した分だけ、
他人に不機嫌になっていく――
そんな言葉があります。

ときには怒りを自分に向けて、成長の糧にすることも大切です。
けれど、過度に自分を責めすぎれば、
その怒りはじわじわと心や体をむしばみ、
やがては大切な誰かに「不機嫌」という形で
知らず知らず流れ出してしまうかもしれません。

線を引く勇気


だからこそ、どこかで線を引くこと。
「ここまでは頑張る。ここからはサポートしてほしい」

そう素直に伝えられる生き方ができたなら、
きっと負の連鎖は少しずつほどけていくはずです。

一つひとつの小さな言葉や行為が、
職場を、そして人と人との関係を、
少しずつやわらかく変えていけるのではないかと、私は思っています。

それは大きな改革ではなく、
日々のふとした瞬間に現れる「やさしさ」や「気づき」の積み重ね。
その小さな一歩が、これからの職場を支えていくのだと信じています。

あなたの職場では、どんな「小さな一歩」が始められそうですか?

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谷川由紀
専門家

谷川由紀(社会保険労務士)

高松太田社労士事務所

社会保険労務士としての知識と実績を元に、人材不足対策の要となる働き方改革支援や女性活躍推進、高齢者、外国人等の多様な人材活用コンサルティングに強みをもつ。県内外でアンガーマネジメント研修等に多数登壇。

谷川由紀プロはテレビせとうちが厳正なる審査をした登録専門家です

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