2020年度の「高松市/女性活躍推進アドバイザー」業務について
先週、厚労省 中小企業における女性活躍推進に関する説明会に女性活躍推進アドバイザーとして登壇しました。
先月は高知の方でも、登壇させていただきました。
今回、ご参加いただいた企業様には「とても参考になった」「とても分かりやすかった」とのたくさんのご感想を頂くことができ、香川の企業担当者様にご満足のいく内容をお伝えできたことを、とてもうれしく感じています。
そもそもなぜ今、女性活躍推進法なのか。
背景には急速に進む少子高齢化による人手不足があり、それによって女性活躍推進法が平成28年から始まっています。
働きたいと思っている女性が働くにあたっては4つの壁があるとされており、4つの壁とは
・女性をとっていない
・女性を育てていない
・続けたくない・続けられない(戻っても続けられない風土がある。)
・女性管理職が少ない
ということが挙げられ、これらの観点からも法律が施行されました。
女性活躍推進とは、女性を優遇するものではなく、より良い組織づくりや、より生産性を上げながら企業として発展していくために取り組むものであり、企業の働き方を見直すきっかけづくりになるものです。
働く意欲を持った優秀な女性が女性であるがゆえに、出産や育児で辞めざるを得なかったり、働き方を制限されることを見直し、一時期を乗り越えられるような組織や風土づくりを会社全体が取り組んでいくことが大切なっていきます。
制度があっても風土がなければ、なかなか改革はすすみません。
また女性活躍を進めるにあたって企業様にとっては、新しい発想が生まれたり、効率性や創造性が高まるのみならず、社会的評価が高まり、従業員満足が向上する などなど…
さまざまなメリットをもたらします。
女性が働きやすい職場は男性も働きやすいと感じる職場になるのです。
今年度も昨年同様、国(厚生労働省)と高松市の女性活躍推進アドバイザーを兼務しています。
多様な人材が活躍できるしなやかな組織作りの基盤を女性活躍から取り組んで頂き、
外国人、高齢者、障害者が誰もが働きやすい職場環境づくりや、会社の生産性をしっかりと上げていく基盤づくりのきっかけを目指すお手伝いを、これからも続けていきたいと思っています。