コラム
『クーラー使用過多に咳喘息』多発中
2018年8月8日 公開 / 2021年2月26日更新
《クーラーに当たりすぎての咳喘息》
※『熱中症多発』でクーラー使用を啓蒙するようですが、何事にも『過ぎたるは及ばざるが如し』。
《クーラー使用時の注意すべき事》
①冷え過ぎ
ジワジワと『冷え』は心身に大きな負担となり、室内温度と野外温度との『大きな温度差』は『寒暖差疲労』となり夏バテの大きな要因となり又、自律神経失調症の要因ともなります。
②乾燥し過ぎ
クーラーの『除湿作用』は思う以上に強力です。特に肌や粘膜負担度は大きくなります。
①十②が原因で多発するのが『咳喘息』。
《クーラーによる咳喘息予防法》
※クーラー設定温度を(外気温)-(4℃)程度にする
※温度・湿度計で温度と湿度を管理する
※冷房の部屋では小まめに水分を補給する、水分は濃厚なミネラルイオン水とかスポーツ飲料ではなく先達の人々の知恵である『ムギ茶』が一番。
暑いですが毎朝、その日のムギ茶を手作りして下さい。
合成ビタミンCを防腐剤代わりに添加している大量生産のムギ茶はお薦めしません。
《『衛気』を強くする漢方薬》
古より伝承されている漢方薬の中には『衛気』を強くする方剤があります。
※『衛気』とは肌や粘膜を護ってくれる『鎧』の事です。
※『衛益顆粒』、古典名は『玉屏風散』。
「玉という最高級の宝石でできた屏風」という意味。
武家屋敷の玄関に龍とか虎の絵を描いた屏風を置くと侵入する敵=邪を防ぐそうです。
体の屏風という意味で名付けられた漢方薬です。
《すでに『咳』で出ていたら・・即効く漢方薬》
※咳、クーラー(冷え)に負けた『咳』には専用の漢方薬が『衛益顆粒』同様に古から今に伝承されています。
☆『葛根湯』と同様に長く服用する漢方薬ではありませんので、必要なだけお出しすることが可能ですので当薬局の薬剤師陣にお訊き下さい。
『過冷房は万病の源=夏の無理は秋に出る』、御用心下さい。
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