来春からの新学期

いよいよ梅雨の季節が到来しました。
連日の雨や高い湿度、どんよりとした曇り空が続くと、なんだか体が重だるく感じたり、気分までスッキリしないという方も多いのではないでしょうか。
中医学(中国の伝統医学)では、この時期の体調管理をとても重視します。
今回は、日本の初夏の風物詩でもある「梅」を使った、梅雨を健やかに乗り切るための美味しい健康管理法をご紹介します。
■ 梅雨時期に「お腹」が重だるくなる理由
中医学において、梅雨の「高い湿度(湿邪:しつじゃ)」がもっともダメージを与えやすいのが、消化器系である「脾(ひ)」です。
湿気が体に溜まると、胃腸の働きが鈍くなり、食欲が出なかったり、体が水分を溜め込みやすくなって重だるさを感じたりします。
そんなジメジメした季節に、先人たちが知恵を絞って取り入れてきたのが「酸味(すっぱいもの)」です。
■ なぜ「梅」が夏の入り口に良いのか?
この時期に旬を迎える「梅」には、私たちの体をサポートする素晴らしい特徴があります。
① 中医学の視点:体にうるおいを生む「酸甘化陰」
中医学には「酸甘化陰(さんかんかいん)」という言葉があります。
すっぱいもの(酸)と甘いもの(甘)を組み合わせることで、体に良いうるおい(陰液)が生まれ、渇きを癒やすという初夏にぴったりの理論です。
まさに「梅(酸)」を甘い酵素で漬けるシロップは、理にかなった養生食なのです。
② 栄養学の視点:クエン酸でエネルギーチャージ
梅の酸味の主成分である「クエン酸」などの有機酸は、疲労感をケアし、日々の元気を助ける成分として知られています。
また、酸味が味覚を刺激することで、食欲が進まない時期のスイッチを入れてくれます。
■ 季節の変わり目を、自然の力で心地よく
「なんとなく不調になりやすい梅雨」を、ただ耐えて過ごすのではなく、季節の食材を使った養生はとても大切です。
特に、夏バテなど夏に不調が多い方は梅雨時期に脾(お腹)の養生をする事が元気に夏を乗り切る秘訣です。
夏の不調は、実は梅雨の過ごし方ですでに決まっているといっても過言ではありません。
こいった漢方の知識を取り入れて薬膳の養生もオススメです。
手作りの梅シロップの爽やかな香りと甘酸っぱさで、今年の梅雨を元気に、笑顔で乗り切っていきましょう!
作り方などは当薬局でお教えしております。
詳しくばご質問ください。


