夏の嘔吐下痢対策

2018年7月26日公開 / 2021年2月26日更新

テーマ：漢方薬アラカルト

コラムカテゴリ：医療・病院

《夏は「生もの・冷たい物の過食過飲」で嘔吐下痢に注意》

※夏は暑いので、どうしても『生もの』・『冷たい物』を食べ過ぎたり飲み過ぎたりしがちです。

《夏に最適な漢方薬が古より今に伝承されています》

※日本での効能効果
「感冒」・「暑さによる食欲不振」・「急性胃腸炎(嘔吐下痢)」・「下痢」・「全身倦怠」
☆配合生薬
霍香・白芷・蘇葉・白朮・茯苓・陳皮(最近、国内では最高級陳皮成分としてノビレチンピ配合の漢方薬が小太郎製薬さんから発売されています)・半夏・大腹皮・桔梗・甘草・生姜・大棗

※中医学的効能効果
「芳香解表」・「健脾」・「理気化湿」
☆これらを西洋医学的に御説明します(決して『勝湿顆粒の効能効果ではありません』)。
＊抗菌・抗ウイルス作用
＊抗炎症作用
＊胃酸分泌調整作用
＊鎮静鎮痛作用
＊解熱作用

《私の治験例》

※髙松市が猛暑の時(最高気温が３８℃、全国ニュース)、漢方薬の服薬指導で御客様宅へ訪問していた時にあまりの暑さなので喫茶店で「かき氷」と「アイスコーヒー」で一休み、そして次のお客妻宅へ行ったらクーラーがガンガン効いて快適でしたが、出されたのがアイスコーヒー・・。
そして薬局に帰ると薬局もクーラーでガンガン冷えていました。
暫くは何ともなかったのですが、そのうち少し吐き気がし始め突然に腹痛、そして水溶性の下痢となり微熱があります。
当に典型的な『夏風邪』！。
これは大変と服用したのが『勝湿顆粒』、私は体重が８６㎏ありますので勝湿顆粒を２包、それを「お湯割り」にして服用。
暫くしていたら
①吐き気がなくなり
②腹痛がなくなり、下痢も２回ほどで終わり
今更ながら『勝湿顆粒』の効果にビックリ、『証』が正しければ急迫症状にも漢方は卓効があります。