間抜けな詐欺師
「2025年7月5日に大災害が起きる」の噂が過ぎて、当然ながら「噂は噂」であった。
この噂は「日本が大津波に襲われる夢を見た」という内容の漫画が、事の始まり。
内容はさらに広がり「隕石が落ちる」「火山が噴火する」等々になった。
台湾やベトナム等東南アジアで、そのうわさは広がり、風水師が日本への渡航を控える
よう呼び、日本への定期便の決行や減便が相次いだ。
科学が進歩している現代社会でも、人は不安をかきたてられると内容を拡大して伝える
習性がある。
6日になって「結局デマだった」という、コメントがSNS上で拡散している。
結局は、一部の人間の「心の弱味」を露呈したような、馬鹿げた噂だった。



