Mybestpro Members

上野峰喜プロは北陸放送が厳正なる審査をした登録専門家です

同窓会スルー症候群

上野峰喜

上野峰喜

テーマ:賛否両論

最近、「〇〇スルーする」という言葉をよく耳にするようになった。

本来は英語の「through」 通り抜ける・・という意味から来ていたが
その時々の世相に影響され、聞き流す、気にしない、避ける、無視する・・・
という意図で使われるようになってきたそうだ。

先日ある経済誌で、「同窓会スルー症候群」という言葉を初めて目にした。

いま全国の同窓会で、中高年参加者の伸び悩む現象が起きているとのことである。
昔の友人と全く会わないのではなく、年に1度ぐらいの割合で学生時代の
仲間と飲食する機会はあるが、人数は毎回気心知れた5人程度の範囲。

旧交を温めるのはこのくらいの規模を望み、他の同窓生が今どうしているかには
関心がない・・・そうである。これが「同窓会スルー症候群」だそうだ。


            
しかし、同窓会に参加したくない本当の理由は「自分自身に自信がない」ことらしい。

前回の参加した同窓会の時には、会社名や役職、年収等を自慢していたが
その後、リストラ、役職なし、減収 等々で恥ずかしくて参加できない・・
というが本音らしい。

仕事一辺倒の働き方は、右上がり成長の時代には有効であったが、平成に入ると
ポスト不足、収入減で、仕事の目標を失う人々が多く出てきた。
その世代は、新しい仕事や、仕事以外の何かに活路を見出そうにも
住宅ローン、子供の教育費等が重くのしかかり、簡単に転職等が出来ない世代である。
現状に満足できないが、自身で現状を打破もできない状態(世代)である。

いま盛んに「働き方改革」が叫ばれているが、多くの人々に「ベストな人生」と
感じてもらうことが、本来は大切なことではないであろうか。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

上野峰喜
専門家

上野峰喜

株式会社金沢テックサービス

顧客からの信頼を第一に考えた経営理念が強みとなっている。「製品は実際に使ってもらって初めて評価される」ものであり、そのためには製品の品質だけではなく、会社や所属する人間の資質が大切だと考えている。

上野峰喜プロは北陸放送が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

環境に優しい電解水や食品資源リサイクル機器のプロ

上野峰喜プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼