コラム
先人の教訓を、今に活かす
2019年7月9日 公開 / 2021年3月2日更新
過去に発生した津波、洪水、火山災害、土砂災害など自然災害の当時の様子を
伝える石碑やモニュメントを「自然災害伝承碑」という。
東日本大震災の時に、先人が後世のために刻み込んだ碑等が活かされなかった
という苦い経験があった。
国土地理院は、この6月よりこの自然災害伝承碑に、新たに制定した地図記号を
制定し、「地理院地図」に掲載し公開している。
地理院地図 ↓
https://maps.gsi.go.jp/#5/36.104611/140.084556/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
記載されている箇所の記号をクリックすると、その災害の種類や年月などが
碑の写真とともに拡大される。
スタート時は、全国でまだ160カ所位であるが、今後順次調査を重ね増やしていく予定。
また、9月からは神の地図にも掲載を始める予定である。
※現段階で、石川県は平成19年の発生した能登半島地震を記載した碑のみである。
(輪島市門前町総持寺通りに設置したもの 写真 ↓)
やっと、先人の教訓が活かされることになった。
これを活用し後世に伝承するか? 否か?は、現代人の私たちの責務である。
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