97年前の8月、金沢は大水害に襲われていた
「解体新書」で知られている杉田玄白(1733年~1817年)。
意外にも、杉田玄白は祖父の時代から続く小浜藩医(福井出身)として活躍をした。
玄白は85歳という当時としてはたいへんな長寿を全うし、長寿に関わる著作も多く残した。
その一つの「養生七不可(ようじょうしちふか)」の中で、健康長寿のために
やってはいけないことが書き残されており、後世の人達に残してくれている。
「養生七不可(ようじょうしちふか)」(現代風に訳)
一、昨日の失敗は、後悔しない
二、明日のことは、心配しない
三、食べるのも飲むのも、度を過ぎない
四、変わった食べ物は、食べない
五、何でもないのに、むやみに薬を飲まない
六、元気だからといって、無理をしない
七、楽をせず、適当な運動を
健康長寿の秘訣は、現代も昔も変わらないようである。