コラム
「青」のシリーズ
2018年5月9日 公開 / 2018年5月29日更新
前回のコラムでは、日本最南端で有人島の波照間島についてペンを走らせました。
その島でしか体験することができない、「ハテルマブルー」について付記いたしました。
今回も「青」について、もう少しお付き合いをいただければと思っております。
このコラムでも以前掲載しましたが、地球温暖化の影響によりサンゴが死滅するという残念な出来事が、毎夏のように起こっています。
白化し死滅したサンゴ (魚はあまりいません)
サンゴは海水温度が30度以上になると白化し死滅します。死滅することは、生態系にも大きく影響します。
サンゴは南海の海に生息しているように思われますが、近年では海水平均温度が上昇したことにより、東京湾近くで生息していることも確認されています。
そのようなサンゴにとって、非常に厳しい環境下の中で、いま注目されている「青色サンゴ」です。この「青色サンゴ」は、海水温度が30度以上になっても白化することなく生き残ることができます。
「青色サンゴ」
また、サンゴのもう一つの大敵である「オニヒトデ」が、この「青色サンゴ」に寄りつかないということも確認されました。
その理由は、まだ科学的に明確に解明されていないそうですが、人間以上にサンゴの方が地球環境や生態系の変化に対して、敏感に進化対応をしているように思います。
生きているサンゴ周辺には魚もたくさん生息しています
(写真はすべて筆者撮影)
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