毎日のように食している野菜のお話 ピーマン編
今回は「大根」を取り上げたいと思います。
この野菜も日本人にとってなじみの深い野菜です。
アブラナ科に属し、原産地については諸説ありますが中央アジア周辺が有力といわれています。約4,700年前より栽培を始めたそうです。
古い記録によると、エジプトのピラミッド建設現場では労働者の報酬として、この大根が支給されたと記されています。
食材としての「大根」ではなく、油を採取するための「種」に非常な価値があったようです。当時は、その油に対する課税率が低かったこともあり、食材としての価値より採取した「油」に人々は注目し、錬金術と商機の対象物でありました。
日本では室町時代ごろまでは、「大根(おおね)」と呼ばれ、それ以降いまの「だいこん」になりました。古代エジプト人とは違い、日本人は貴重な食材の一つとして栽培と品種改良を続け、現在では作付面積と収穫量はジャガイモに次いで多いものとなっています。
品種改良の結果、三浦大根、聖護院大根、桜島大根、そして地元石川の源助大根 等々栽培する土地にあわせて多種目の大根が生まれ今日に至っています。
胃もたれ、胸やけ、肝臓病 等々に効きます。
年度替わりで歓迎会等の外食が多い時期 ! 週末の食卓では大根がもてはやされそうです。
そう言えば「大根役者」という言葉もありましたね。