育てる漁業と環境保全へ、大きな挑戦 ! その1
このコラムで何度もご登場いただいた福光ワースフル社様(富山県南砺市)のお取組みの中で、「有機堆肥の製造過程」をもっと詳しく知りたいという、お声を沢山いただきました。
本来ならば、営業機密といえますが福光ワースフル社・舘田社長のご厚意により、今回その匠の技ともいえる過程を公開していただきました。
「地球の愛し方 虎の巻」として、前後編の2回に分けて、掲載したいと思います。
商標登録されている有機肥料・「安心くん」
同社では、周辺の小中学校、企業等から出る学校給食、社員食堂から排出される食べ残し、調理の際に出る食材の切れ端等を毎日定期的に回収し、当社の食品資源リサイクル機器「マジックバイオくん」に投入し、約24時間かけて発酵分解させ1/10の量の残渣へと生まれ変えさせています。
この残渣に鶏糞と灰を加え、更に発酵を促します。特に11月~3月の約5ヶ月間に集中して、その作業をおこなうとのことです。
この間に、発酵が均等に進むよう「有機堆肥のもと」を3回切替し(=かき混ぜる) 、最後となる4回目にシートの上に広げ乾燥を行います。
乾燥後の「有機肥料のもと」
次に乾燥したものを機械に通しよりきめ細かとなるよう、更に「手間」をかけます。
きめ細やかにする過程
「後編号」に続く