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山根敏秀

企業の資金繰りや黒字化経営に精通する税務のプロ

山根敏秀(やまねとしひで) / 税理士

税理士法人マネジメント/グランドリーム

コラム

すれ違い

2021年1月17日 公開 / 2021年3月2日更新

テーマ:つれづれ

コラムカテゴリ:くらし

コロナ解雇が8万人越え!?
そんなニュースを見聞きするようになりました。

しかしこの数字は表面的なものであって
コロナで職を失った人は100万人を超えるという統計が一方であります。

一挙に人手不足から人余りになっていますが
それでも世間では人手不足人手不足と言っています。

企業にとって確かに一時よりは人の採用が楽になっています。
しかし、当社を含め人手不足の企業は相変わらずです。

なぜこのようなすれ違いがあるのか?

背に腹は代えられず従業員に解雇を求める企業は
会社にとって「役に立たない人」「不要な人」「使いにくい人」なのです。
会社にとって必要な人は辞めさせていないのです。

一方、会社を辞めさせられた人、雇い止めされた人は
新たに採用されようとしてもスキル不足であったりコミュニケーション力不足であったり
意欲の見せ方がわからなかったりで次の採用の口を探し当てることが出来ていなかったりします。

企業(特に中小零細)は生き残りを図っています。
その中で、どうでも良い人を就職させることはありません。
スキルを持ち
コミュニケーション力を持ち
勉強熱心で愛想良く
周囲と協調を図れる人
そんな人を探しているのです。

単なる労働力は不要になりました。
この傾向は更に進みます。
以前のような機械的な単純労働はどんどん減っていきます。

そんな中で就職先を探さなければなりませんし
企業は本当に会社のためになってくれる人を捜し求め続けます。

これから先
雇う側の目がさらに厳しくなります。
就職しようという人
雇われようとする人は
それなりに自分自身をブラッシュアップしなければならない厳しい時代に入っている
そんな自覚もまた必要になっているのです。

この記事を書いたプロ

山根敏秀

企業の資金繰りや黒字化経営に精通する税務のプロ

山根敏秀(税理士法人マネジメント/グランドリーム)

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