守秘義務はないのかな?

山根敏秀

山根敏秀

テーマ:つれづれ



今日はあるお客様が血相を変えて当社へ訪問されました。

税務署が大切なお取引先へ反面調査に行って
「この外注先は反社会的勢力の会社へ外注しているの知っていましたか?大問題ですよ!」
こんなことを経理担当者に投げかけたとのこと。

どうなんでしょう。
反面調査自体取引があったかなかったかを調べるものであって
下請けの下請けが反社会的勢力に該当するかどうかを調べる役回りも
ましてやそれを吹聴する役回りはないと思っています。

当然、飛び込んでこられた会社様には
元請企業から呼び出しがかかり
下請けの下請けが反社会的勢力であったかなかったかの真偽を問われる羽目になってしまいました。

税務署の役回りは適正申告と公平な課税だと思っています。
反社会的勢力に金が流れたかどうかは警察の仕事だと思っています。
真面目にコツコツと元請企業の依頼を叶えようと全国から人手をかき集めて
最後の最後に税務署から取引中止さえ大きな可能性のある死活問題を軽々に吹聴される。。。

下請け企業は割に合いませんね。
取引中止の責任はだれがとってくれるんだろうか?
絶対個人では無理だもんね。。。

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山根敏秀
専門家

山根敏秀(税理士)

税理士法人マネジメント/グランドリーム

数々の優良企業を含め税務・経営支援してきたからこそ分かる現場のノウハウが強み。枝葉でなく、本質的な経営改善策を指南しており、そのアドバイスを受けて危機を脱した多くの経営者から喜びの声が届いている。

山根敏秀プロは北陸放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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