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山根敏秀

企業の資金繰りや黒字化経営に精通する税務のプロ

山根敏秀(やまねとしひで) / 税理士

税理士法人マネジメント/グランドリーム

コラム

訊いて育てる

2013年11月19日 公開 / 2021年3月2日更新

テーマ:つれづれ

コラムカテゴリ:ビジネス

手が止まるとすぐに教えてしまう人がいます。
教えている本人は別として、その行為は決して優しい行為とはいえません。

困るとすぐに答えが出てくることに慣れると
自ら考えるということをしなくなります。
したがって、絶対に教えてはいけません。
敢えて失敗をさせるのです。

失敗してしまった! どうしよう・・・・。
こんな風に少しだけストレスを与えるからこそ
ミスの原因を探り、二度とミスをしなくなるのです。
また、苦労して回答を探すからこそ
解答の探り方を覚えるのです。



手が止まったら教えるのではありません。
『どうしたの?』
『次は何をしようか?』
『自分はどうしたい?』
訊く事がその人のスキルを上げる元になるのです。

ヨチヨチ歩きの子供が
力強く大地を踏みしめて歩けるようにさせるには
絶対に抱き起こさないことです。
どんなに泥だらけになっても
どんなに膝を擦りむこうと
親は優しい目とどれだけでも待ち続けるという忍耐を
子供に見せ付けるのです。
その目と行動を見て子供は転ばずに歩けるようになるのです。

いつの間にか忘れてしまった子育ての極意を
部下のスキルアップ教育に活かしたいですね。

この記事を書いたプロ

山根敏秀

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山根敏秀(税理士法人マネジメント/グランドリーム)

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