訊いて育てる

山根敏秀

山根敏秀

テーマ:つれづれ

手が止まるとすぐに教えてしまう人がいます。
教えている本人は別として、その行為は決して優しい行為とはいえません。

困るとすぐに答えが出てくることに慣れると
自ら考えるということをしなくなります。
したがって、絶対に教えてはいけません。
敢えて失敗をさせるのです。

失敗してしまった! どうしよう・・・・。
こんな風に少しだけストレスを与えるからこそ
ミスの原因を探り、二度とミスをしなくなるのです。
また、苦労して回答を探すからこそ
解答の探り方を覚えるのです。



手が止まったら教えるのではありません。
『どうしたの?』
『次は何をしようか?』
『自分はどうしたい?』
訊く事がその人のスキルを上げる元になるのです。

ヨチヨチ歩きの子供が
力強く大地を踏みしめて歩けるようにさせるには
絶対に抱き起こさないことです。
どんなに泥だらけになっても
どんなに膝を擦りむこうと
親は優しい目とどれだけでも待ち続けるという忍耐を
子供に見せ付けるのです。
その目と行動を見て子供は転ばずに歩けるようになるのです。

いつの間にか忘れてしまった子育ての極意を
部下のスキルアップ教育に活かしたいですね。

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山根敏秀
専門家

山根敏秀(税理士)

税理士法人マネジメント/グランドリーム

数々の優良企業を含め税務・経営支援してきたからこそ分かる現場のノウハウが強み。枝葉でなく、本質的な経営改善策を指南しており、そのアドバイスを受けて危機を脱した多くの経営者から喜びの声が届いている。

山根敏秀プロは北陸放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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