長崎 平和祈念式典 ~皆さん、この美しい地球を守りましょう。

椎結子

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テーマ:HEAL THE WORLD

2025年8月9日、被爆80周年 長崎原爆犠牲者慰霊 平和祈念式典が行われる会場は
雨に濡れていました。
80年前、原爆の火に焼かれた人たちが求めた、水。

被爆者代表 西岡洋さん が「平和への誓い」の中で、述べられた
“「敵大型2機、島原半島を西進中」という西部軍管区の放送”
それは、北九州小倉上空に目撃された(*)
“10時前にB29が飛来した。だが、いつもの編隊と違ってわずか2、3機だった。”
が、長崎上空に飛来したのでした。
(*)『声 語り継ぐ戦争(朝日新聞)』より引用
https://www.asahi.com/special/koe-senso/id/0685/

日々の暮らしは一瞬で焼かれ、焦土と化した長崎。
【絶対に核兵器を使ってはならない、使ったらすべてがおしまいです。
皆さん、この美しい地球を守りましょう。】
そのように、西岡洋さんは、「平和への誓い」を締めくくられました。

石破総理大臣は、あいさつの中で、平和祈念像の成り立ちにも触れられました。
【天を指す右手は原爆を示し、水平に伸ばした左手で平和を祈り、静かに閉じた瞼に犠牲者への追悼の想いが込められた、この平和祈念像の前で、今改めてお誓い申し上げます。
私たちはこれからも、「核戦争のない世界」、そして「核兵器のない世界」の実現と恒久平和の実現に向けて力を尽くします。】

長崎市民の声から生まれた、
【「地球市民」の視点】
【永遠に「長崎を最後の被爆地に」する】
ことを、 鈴木史朗 長崎市市長が、平和宣言で述べられました。

今年の式典では初めて、城山小学校・山里小学校の二校合同の児童合唱でした。
児童達が合唱したのは「クスノキ」という、長崎県出身の福山雅治さんが作詞作曲した曲。
2014年に発表された作品を、平和祈念式典児童合唱用として編曲されたそうです。
https://sp.fukuyamamasaharu.com/sp/kusunoki2025/news_0701.html

福山さんは、高校生の時から訪れていた被爆クスノキのことを、
1990年のデビューから、24年の歳月をかけて歌に昇華され
「全ての命が、等しく生きられる世界を願う」という、思いを込めてこの曲をつくられたそうです。

わたし達は皆、おなじ地球に生きている命。
ヒトの争いは、人間だけではなく、
地球上で共に生きる全ての命にも、影響しています。

これらの式典や、曲を通して、平和や命について思い新たに出来ますように。
そして人の数だけある、それぞれの体験に引き寄せながら、
この母なる地球で、賜った自分の命も他の人の命も、
同じように大切に、暮らしていけますように願っています。


*平和祈念式典 児童合唱「クスノキ(作詞作曲 福山雅治 / 編曲 福山雅治 井上鑑)」
https://www.youtube.com/watch?v=4GyusZY596k(NIB長崎国際テレビ)

*平和祈念式典 長崎市 鈴木史朗市長 平和宣言(全文)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250809/k10014889511000.html
*平和祈念式典 石破総理大臣あいさつ(全文)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250809/k10014889541000.html
*平和祈念式典 被爆者代表 西岡洋さん 「平和への誓い」(全文)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250809/k10014889521000.html

************
「広島 80回目の原爆忌(2025-8-6)」
https://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/5200158/

「とんぼ(2017-8-15)」
https://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/2862033/

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