自然災害と日常の備え

椎結子

椎結子

テーマ:HEAL THE WORLD

朝、街中に蝉の声が響いて、夏休みの記憶がくすぐられます。
そんな蝉の大合唱も日中は控えめになるのは、暑すぎるからでしょうか?

近所からは子どもの声が沢山聞こえる、夏休み。
そんな日常の朝。
沿岸部に近いわが家に、けたたましいサイレンが聞こえたのは
昨日30日の朝でした。

交通違反?と思っていると、2度目のサイレンと呼びかける声。
悪質な違反??と更に思っていると・・・
携帯電話等に、防災情報がどんどん流れてきました。

第一報受信は、9時42分。
【9時40分、兵庫県瀬戸内海・淡路島南部に津波注意報発令】
北海道から和歌山までの太平洋沿岸部には、津波警報が発令されていました。

晴天の夏空のもと、津波情報?どこの地震からの影響?
「震源地は、カムチャツカ半島付近。マグニチュード8.7。」
カムチャツカ半島がロシアと加わるのは少し後でした。

夏休みで、海水浴や釣りなどで海沿いに出かけていた人も多かったでしょう。
被災体験のある東北地方の方々は、記憶を刺激されて恐ろしかったと思います。
今日31日、昼頃にかけて次々と注意報・警報は解除されていきました。

警報発令地域は、海水浴場は遊泳禁止に。
沿岸部のレジャー施設、店舗や工場も臨時休業や稼働停止になったそうです。
また、宅配業や鉄道、空路・海路の交通機関にも影響が及びました。

神戸須磨シーワールドは、「津波注意報が警報発令になると営業中止します。」
と、午前10:03 には、ポスト(投稿)されていました。

カムチャツカ半島では、
今日午後にもマグニチュード6.2の地震が発生したとの続報があり
しばらくは、余震も続くと思われます。

今のところの最大津波高は、岩手県久慈市の1.3メートル。
大きな被害はなかったようです。
大きな被害が無かったので、過剰対応と感じた方もおられるかもしれません。
けれども、被害が出てからでは遅いのです。

これだけの対応が各地、各業界で迅速に為されたという事は
先の災害以降、対応マニュアルがしっかり作成されたということでもあります。

わたしは、瀬戸内海の淡路島を望む穏やかな海域に面して生活していますが、
かつて講演で呼んでいただいたご縁で、和歌山県御坊市のマニュアルを調べたことがありました。
外海に面した地域は、防災感覚のレベルが違うと強く感じました。

この度の津波警報・注意報は、わたし達の防災意識を喚起する機会になったと感じます。
特に夏休み、こども達が家庭にいるときの対応を、家族で考えることが出来たと思います。
暑さの厳しい時期ならではの課題も浮き彫りになったようです。

日々、体温を超える暑さが続き、熱中症対策も必要です。
今、関東地方には台風9号が近づいています。

自然界に上手く対応しながら、平穏無事に日々を過ごせる工夫が必要になっています。


「自然の恵みと災害(2018-7-17)」
https://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/2864656/

「一人ひとりに出来ること。(2011-04-01)」
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/18600/

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椎結子
専門家

椎結子(心理カウンセラー)

Yu-cocoro office

ライフステージごとに経験する心理的・身体的・社会的な変化を踏まえて、相談者がより良い人生を歩んでいけるようサポート。メンタルだけでなく、生活養生の観点からもアドバイスします。

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