『生殖性 VS 停滞性』
新年度になってひと月が過ぎました。
この2025年度の歩み始めは、どんな感触でお過ごしでしょうか?
こちらのコラムで度々取り上げました、
NHK連続テレビ小説 「カムカムエヴリバディ」の再放送放映の最終回、
第112回が、きのう4月29日に放映されました。
https://www.nhk.jp/p/comecome/ts/8PMRWK3MGZ/
“100年の家族の物語”
1925年(大正14年)生まれの一世代目『安子』が、先週
100歳になったと作中で紹介されました。
二世代目『るい』は80歳。故郷岡山の思い出の喫茶店を夫婦で引き継ぎ、睦まじく。
還暦を迎えた『ひなた』は、エンディング、映画村で過去と出会っていました。
まさに人生100年なのだと、初回放送時の3年前よりも実感として感じるこの頃です。
年齢を重ねることの良いところは、山に例えると、高層ビルでもよいのですが・・・
年齢分の高さから、自分や周りの人たちの人生を見渡せるようになることです。
若い頃は、気力体力、夢や希望に支えられて登ってきた道や階段も
やがて、年齢や、病や怪我、災害等により、
思っていたようには登れなくなっているのに気付きます。
親世代の人生の終盤が見え、立ち会う中で、
自分たちの人生についても考える機会が訪れます。
このゴールデンウィークの初番は、介護施設の見学にまわっていました。
施設の中の最高齢は、100~103歳とのこと。
自分の親や親戚の、人生の最後の時を見てきた中で
「選べない」のだと、実感します。
人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)
と言いますが、それぞれの人生は終わってみなければわからない。
その時に幸せであるように、今をどう生きるか。
自分の人生について振り返り、本当にこの人生で何をしたいのか。
そんなワークショップを準備中です。
学びながら進めているので、公開までまだしばらくお時間を頂きます。
「三世代の女性たち、100年の物語 ~家族の物語~(2025-2-14)」
https://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/5185052/
コラム一覧:テーマ:発達心理
https://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/?jid=2801846