祈り
今日3月18日、第97回選抜高等学校野球大会が阪神甲子園球場(西宮市)で開幕します。
期間は、3月18日(火)から3月30日(日)までの13日間。
兵庫代表は、東洋大姫路が、3年ぶり9回目の出場です。
近畿勢は他に、智弁和歌山(和歌山)、市和歌山(和歌山)、天理(奈良)、滋賀学園(滋賀)、滋賀短大付(滋賀)。〈大阪・京都からのセンバツ選出はなし〉
東洋大姫路と聞くと、高校野球を熱中して観ていた頃の自分を思い出して感無量です。
高校野球ファンには、楽しみな13日間。
野球ファンには、18,19日の米大リーグ(MLB)「東京シリーズ」開幕試合もあるので
観戦に忙しい3月になりそうです。(15,16日にはプレシーズンゲームもありました。)
そんな、夢の舞台に立つ高校生たちや応援団、
日本球団と米大リーグの交流試合の関係者や観戦者、
またドジャースの大谷翔平選手の活躍で、野球ファンにとどまらず、
多くの人たちが、野球を通して歓喜の時間をもらっています。
ほんの5年前の2020年、
センバツと夏の甲子園は、新型コロナウイルス感染症の影響で開催中止になりました。
センバツに出場が決まっていた32校の選手・関係者は、開催目前の3月11日にその発表を聞き、
そしてさらに5月20日には、夏の甲子園も中止が決まりました。
目指して練習を積んでいた球児達は、本当に無念だったと思います。
あのタイミングで、甲子園出場だけでなく、
学生最後の試合や発表等の機会を無くした多くの人たちは
今、どのように過ごされているのでしょうか。
選抜高等学校野球大会は、太平洋戦争により、1942-1945年の間中断しました。
(1942年夏は、“幻の甲子園”と言われている大会があるとか?)
先日コラムで紹介した、NHKの連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の
第10話(2024年11月12日放送)では、
甲子園出場を目指していた勇という高校生の夢が、戦争によって断たれる場面がありました。
それに先だって、野球用語が日本語に置き換わっていく状況も表現されました。
感染症によって、甲子園への夢が絶たれた球児達は、あの場面が深く沁みたことでしょう。
朝ドラの中では、それは第一世代の物語として展開しました。
『カムカムエヴリバディ』は、
1925年(大正14年)から2025年(令和7年)までの100年間を描く作品で
現在、第三世代目の物語、1983年~が進行中です。
わたし達の現実は、2025年を進行中です。
物語のなかで日本が戦争に向かい、制約が増えるていく中で、第一世代が願った、
“どこの国とも自由に行き来できる、そんな世界”
を生きています。
自分の意志で、世界を行き来することが出来、
共通の野球用語を使って、世界の国と試合も開催されています。
わたし達の住む、母なるこの地球上には、まだ戦争があって、
目に見えること、見えないこと、多くの課題を抱えています。
それでも、
わたし達が、身近な幸せを積み上げていくことができる
そんな時代を生きています。
今日から始まる、若い世代の夢の舞台の姿から
わたしたちが、自由に生きている時代を生きていることを再確認して
自分の中の “願いや夢” を刺激してみるのもよいかもしれません。
「三世代の女性たち、100年の物語 ~家族の物語~(2025-2-14)」
https://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/5185052/
『あなたの そして わたしの 物語』
幸せな人生とは?後悔のない人生とは?母が最期に教えてくれたこと
https://www.amazon.co.jp/dp/B099N55351?ref_=pe_3052080_276849420



