自然の風
平成三十年七月二十二日、旧暦では 水無月十日。
七十二候では今日まで33候 「小暑 末候 鷹乃学習(たかすなわちがくしゅうす)」です。
鷹の幼鳥が飛ぶことを覚える頃。
この大雨災害の後の尋常ではない連日の暑さはヒトのみならず、
他の動植物にとっても厳しいものになっています。
あちらこちらで紫陽花はドライフラワーのようになり、向日葵もうなだれています。
さぞかし、幼鳥たちの巣立ち準備も厳しい事でしょう。
京都では祇園祭の山鉾巡行後の花傘巡行(24日)が
猛暑のために中止になったそうです。
子どもたちは夏休みです。
各家庭で水分・塩分の補給、そして睡眠不足にも注意です。
シャワーを浴びたり、お昼寝など、様々な工夫をされて下さい。
今は日中、子どもだけで過ごしている家庭も増えているのではないでしょうか。
まだ自分の体感覚が分かりにくい子どもには、具体的に伝えておきましょう。
先日、暫く行きそびれていた歯のメンテナンスに行ってきました。
夏休みは、学校検診の結果を持ち帰ってきて
虫歯治療等が必要な場合は、夏休み中にと勧められます。
歯垢を取って貰っているとき、自分の中の不要になったものも
一緒に剥がれ落ちて行くような、そんな不思議な感覚になりました。
口腔内は、体に対応する反射区がありますが
それだけでなく、歯は中医学的には「骨の余り」と言われます。
骨は、体内で特殊な働きをする6つの奇恒の府(きこうのふ*)の一つです。
*胆・脳・骨・髄・脈・女子胞(子宮)
命の源とも関連する腎精との関わりがあるため、
自分自身の深いところと繋がっているように感じます。
歯医者は、虫歯治療の痛い思い出と繋がって苦手な方もあると思いますが
機会がありましたら、痛くないメンテナンスをお勧めします。
お子様を連れて行かれる機会のある方は、一緒にご自身も
メンテナンスされるのはいかがですか?(保険診療外ですが)
口腔内の状態は、ストレスでも悪化します。
それは、災害後の避難所で気づかれ…広く知られるようになりました。
今まさに被災されている皆さまは、水が不足していることもあり要注意です。
ストレス状態では、唾液の分泌が減ります。
唾液もまた、腎精と関係があるのです。
日々の命を支える飲食物(後天の気)の入り口でもあり・・・
歯の状態は、色々な事柄の目安になります。
そして、口腔内が整うと様々なバランスも整い始めます。
『精(2010-07-21)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/11475
「よく噛んで食べる(2010-07-27)」
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/9926/
『髪、パサついていませんか?(2010-07-23)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/10789
「【わが子を非行化させる秘訣二十か条】(2012-07-26)」
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/29227/
コラム一覧 :中医学
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/?jid=159
コラム一覧 :こころとからだの養生法
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/?jid=164