自分に触れてみましよう。
近畿地方は、夏の土用入とともに梅雨明けしました。
(今年の夏の土用は、7月19日~8月6日)
二十四節気では小暑(しょうしょ)。
七十二候は33候「小暑 末候 鷹乃学習(たかすなわちがくしゅうす)」です。
鷹のひながひとり立ちに向けて、飛び方を覚え始める頃となりました。
今年は全国的に雷雨が激しく、月初の福岡県や大分県の
「平成29年7月九州北部豪雨」は甚大な被害をもたらしています。
その豪雨の前、
深夜から明け方にかけて長時間カミナリが鳴り続け、異常の予兆があったそうです。
気象の乱れの大きさは、自然の一部である私たちヒトの心身にも影響します。
そしてヒトの世の乱れが、自然界にも影響しています。
しっかり、自分に繋がり、心身内外のストレスの軽減を図りましょう。
「美味しい食事をとること」が助けになります。
夏の土用と言えば、一斉にこぞって鰻となりますが・・・
『万葉集』にも、大伴家持が
「石麻呂に我れ物申す 夏痩せによしといふものぞ 鰻(むなぎ)捕り喫(め)せ」
と、古来から夏の滋養によいものとして食べられていたことが解ります。
新美南吉の 『ごんぎつね』にも
病気のお母さんのために、息子の兵十がうなぎを食べさせたかったのだろう・・と
ごんが考える場面があります。
暦を見ますと、今年は7月25日、8月6日の2回「丑の日」があります。
7月25日は「一の丑」、8月6日は「二の丑」と呼ばれます。
今や、ニホンウナギは絶滅危惧種に指定されるほど減ってしまいました。
絶滅させてしまう勢いで、皆が「必ず食べなければならない」ものでもありませんので
それぞれの体調と都合にあわせて、旬の美味しいものを頂きましょう。
「土用餅」を食べる地域もあります。
この土用の内に秋に向けて体調を整えましょう。
「自分自身の声を聴く。(2013-07-22)」
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/38387/
「土用のうなぎ〜土用の時期の養生〜 (2012-07-19)」
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/29024/
「熱中症(2012-07-17)」
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/28973/
「予防の更に向うにあるもの~七十二候から~(2013-02-28)」
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/34861/
「喪失感 (2010-06-28)」
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/10764