自分に触れてみましよう。
きょうは、
二十四節気では三番目の節気 「啓蟄(けいちつ)」
七十二候では7候 「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)」。
土の中で冬籠りをしていた虫たちが、地上へ這い出してくる頃になります。
この頃の、春初めての雷鳴に驚いて、目を覚ます・・ともあります。
数日前、九州のセミナーで先生が今までに経験したことが無いような雷鳴が響いたと
話しておられました。
雷は「かみ(神) なり」でもあり
意識の中にあるものを、増幅すると伝わっているそうです。
ネガティブを増幅させないためには
《雷が鳴り始めたら、願い事を考えながら寝る》のがお勧めです。
昨日は、九州国立博物館に新しいハラノムシを観に行ってきました。
啓蟄の時期に合せて毎年公開されている、収蔵品に描かれています。
今年は、新たな収蔵品『鍼灸秘伝書』が加わり
『針聞書(はりききがき)』との同時開催でした。
室町時代のころに描かれたこの書物から
当時の日本人の持っていた、病気についての考え方が解ります。
病気を起こすと考えられた蟲(むし)の姿は
見えるものしか見えなくなった今では、想像上の生き物ですが
当時は、どうだったのでしょうか?
様々な病気を起こすものを蟲として認知し
名付けて外在化し、治療によって体から出すことで
もとに戻ると考えることは
今でも、必要な視点に感じます。
パンフレットによりますと
昨年の来館者投票による「はらのむしグランプリ」1位は
『鬼胎(きたい)』
この蟲が体の中を移動すると、必ずヒステリー状態になるそうです。
蟲と呼ばれるものは、多くを含み
今でいう、微生物も含まれます。
腸の中に善玉菌と悪玉菌が住むように
私たちの周りには、両方のものが存在してネットワークを作っています。
バッサリと全てを除菌・殺菌しすぎることで
必要なネットワークまで失われないことを願います。
『養生法』一覧
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