わたしはここにいる。
2015年が行こうとしています。
ご縁の繋がった皆さま、ありがとうございました。
皆さまにとって、この2015年はどのような年だったでしょうか?
それぞれの、人生の歩みのなかでどの段階にあったのでしょうか。
上手くいったと思うことも、いかなかったとおもうことも
それは、手のひらの表裏のようなもの。
どちらも必要なものであり、
お互いがあってこそ、その表裏も存在することができます。
生れたての、希望もあれば
グンと伸びて成長する時期もあります。
これまでの頑張りも、頑張りきれなかったことも
やがてそれぞれの形で実を結びます。
そして新たな時に向けて、身をひそめ、
自分自身と向き合う時間が必要です。
私自らを振り返ってみると
思いが空回りし、行こうとする方向へは進めない年でした。
そして、そんな心と体がちぐはぐな状態から解ったことがありました。
【休む覚悟をする】。。。ということ。
ここで、大切なのは
『させられる』のではなく、『する』ということです。
そして、頭のなかでグルグル回る思考を
一旦どこかに、都合よくどこかに棚上げしてしまうような楽観を、
自分に許可することです。
私自身、その状況を受け入れきれなかったことで
かえって、休みきれず
結局、何もかもが中途半端になっていました。
様々な状況で、休む状況の中に居る方もおられるでしょう。
ましてや、その状況の中で年を越す時期にある事で
こころに去来する思いも様々だと思います。
けれども、自らの思いに反して『休まされている』と考えることは
更に、自らの思いに反しているという思いを強め、
あるいは、自分自身を責めることへも繋がっていきます。
そんな時、「今ここに存在している、それだけで素晴らしいのだ」
ということを忘れてしまいます。
どうぞ、自らの存在を否定することなく
自らの、心身魂に向かい合う時期にして下さい。
そんな時に支えてくれるのは、
身近な人の存在であり、自然の姿です。
そして、この年はまた
大きな自然災害や、人の行いからくる禍の多い年でもありました。
気候の変動も大きく
そのことは、人のこころも乱しました。
人も自然の一部であることから
人の行いの乱れは、自然の乱れにもつながり
また、自然の乱れが人の乱れにもつながります。
私たちは、非力ではありません。
ひとり一人が、それぞれの毎日を丁寧に生きることが
全てに、繋がっていくのです。
皆さまの幸せを、祈念いたしております。
どうぞ、良い年をお迎えください。