便利さのなかで失うもの 2
GWになりましたが、どのようにお過ごしでしょうか。
好天に恵まれ、行楽地に出かけた方も多いですか。
もしくは、こんな時こそ仕事の方
あるいは、新生活の疲れがそろそろ出てきて休養の方
外でも内でも、役割に忙殺されている方
年中、同じ~と様々なことでしょう。
『もし・・・どっちの みちへ いこうかな(高木仁三郎文 /中野ひろたか絵)』という
福音館書店の絵本がありました。
月刊誌で、今は手に入らないのですが
少年が公園から家に帰るまでの工程を描いた、かがく絵本でした。
目の前の道をその都度選びながら読み進み
その選んだ道で、家に帰った時の様子がちがいます。
大好きな絵本で、こちらを選んだらどうだろう・・と
何度も見る楽しみもありました。
現実では、そのように歩んできた道をふりだしに戻して
同じスタートラインに立つことは困難です。
出発点と目的地が決まっていても
人それぞれに、そこに到達する行程は様々です。
事前に詳細に調べてから行く方も
感覚に連れて行ってもらう方もおられるでしょう。
わき目を振らずに行くもよし
寄り道を楽しみながら行くもよし。
そこで大切なのは
その時の選択を、自分ですることが出来ているかどうかです。
恵まれたスムーズな道でも、棘のような道でも
『させられている』のと『(自分の意思で)している』のでは
持っている力の出方が違います。
目標を持つことが難しい状況にある方もおられることでしょう。
選択の余地のない時もあるでしょう。
それでも、そんなそれぞれの状況の中で
『させられている』と思っていると、本来の力以下のものしか発揮出来ず
周りに引きずられることになります。
新しい環境で、何もかもが手探りな状況から
少し何が解らないことかが分りだしたこの頃がしんどい時です。
春の陽気を頂き、「『休み』という用事」をとりながら
ご自身の道を、自らの意思で選んで行ってほしいと希います。
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「『幸せをつくれる人になる。』(2010-08-21)」
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/12368/
「五月病1(2011-05-14)」
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/19728
「五月病2(2011-05-15)」
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/19779
「五月病3 (2011-05-19)」
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/19878/
「柔軟に、しなやかに・・・ (2011-02-01)」
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/16766/
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