ニュース映像が頭から離れない方へ。
禅僧ティク・ナット・ハンの瞑想の方法を、紹介してもらったことがありました。
それは、6年くらい前のことです。
そして最近紹介して頂いた本を読んだこと、最近体験したある療法から
自分自身の身体の声をきくこと、こころの声をきくことの大切さを感じています。
ティク・ナット・ハンの瞑想の方法は、簡単に説明すると次のような手順です。
『息を吸いながら、自分自身の身体やこころの痛み・否定的感情を順に一つずつ意識し
息を吐きながら、それらの痛み・否定的感情に微笑みかける。
息を吸いながら、自分自身の肯定的感情を意識し
息を吐きながら、それらの肯定的感情に微笑みかける。』
当時、私は瞑想をしたことが無く
ただ勉強中のNLP(神経言語プログラム)のなかのあるモデルの練習と捉えていました。
けれども最近の先に書いたふたつのものから
身体やこころの『症状』だけに焦点をあてていては解決できない部分が有ることに気付きました。
その症状が表出するに至った、それまでの自分自身の『物語』を語ること
症状が自分自身、あるいは周囲に何を理解してほしいと思っているのか?
そして、その症状から派生する様々な物語にまず耳を傾ける必要があるのです。
身体やこころの痛み・否定的感情に耳を傾け
その痛み・否定的感情を認め、解放すること。
肯定的感情は育み、充満させる作業が必要です。
そのことでやっと解放される痛みが有るようなのです。
それは、全人的な痛みを解放する一つの方法なのではないかと考えています。
そしてまた、それは自分も他人も気付いていなかった
「ジョハリの窓」の未知の領域の自己理解のようです。
『グリーフケア1(2011-03-31)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/18480
『グリーフケア2(2011-04-03)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/18583
『痛みの種類と援助するという事(2011-03-24)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/18413
『喪失感 (2010-06-28)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/10764
『喪失と悲しみの心理1(2011-03-17)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/18244
『喪失と悲しみの心理2(2011-03-18)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/18274
『喪失と悲しみの心理3(2011-03-20)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/18291
『書くことと 話すこと【ジョハリの窓】(2010-02-23)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/7369
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