夏越の大祓(なごしのおおはらえ)

椎結子

椎結子

テーマ:こころとからだの養生法

陰暦の六月と一二月の晦日(みそか)は、一年を二期に分け

来るべき新たな時期に入る忌の日でした。

六月晦日を夏越といいます。

現在は新暦や月遅れで行うところもあります。

新年から半分過ぎ、日々の生活の中で知らず知らずのうちに

心身の厄や穢れが溜まります。

その厄を払い、正常な本来の姿に戻るための神事が、夏越の大祓です。


今年は、年明けから身の周りで次々に様々なことが起こり

落ち付くことのできにくい半年でした。

今日はお参りに行ってきます。


また、夏越の大祓の時に、近畿のその周辺の社では(陰陽師系の神社?)

茅(ち)の輪〈または、菅貫(すがぬき)〉をくぐり祓いを行います。

その輪をくぐって詣でれば、疫病を免れるという信仰によるものです。


その輪の構造は簡素ですが、その円形には

時間も空間も褻(け)とハレ(晴)に「しかと内外に」二分する

神秘な力が宿っています。

左まわり、右まわり、左まわりと八の字に三回通って穢れを祓うともあります。


京都では夏越大祓には「水無月」という和菓子を食べる習慣があるそうです。

先日、頂いたところですがもう一度頂くとしましょう。

「水無月」

「水無月」は白のういろう生地に小豆を乗せ、三角形に包丁された菓子です。

上部にある小豆は悪霊ばらいの意味があり、

三角の形は暑気を払う氷を表していると云われています。



☆『Yu-cocoro office』ホームページはこちら↓☆

http://yu-cocoro.com/

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

椎結子
専門家

椎結子(心理カウンセラー)

Yu-cocoro office

ライフステージごとに経験する心理的・身体的・社会的な変化を踏まえて、相談者がより良い人生を歩んでいけるようサポート。メンタルだけでなく、生活養生の観点からもアドバイスします。

椎結子プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

心理学をベースに、心身両面からのサポートと自己啓発を導くプロ

椎結子プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼