冬の過ごし方
陰暦の六月と一二月の晦日(みそか)は、一年を二期に分け
来るべき新たな時期に入る忌の日でした。
六月晦日を夏越といいます。
現在は新暦や月遅れで行うところもあります。
新年から半分過ぎ、日々の生活の中で知らず知らずのうちに
心身の厄や穢れが溜まります。
その厄を払い、正常な本来の姿に戻るための神事が、夏越の大祓です。
今年は、年明けから身の周りで次々に様々なことが起こり
落ち付くことのできにくい半年でした。
今日はお参りに行ってきます。
また、夏越の大祓の時に、近畿のその周辺の社では(陰陽師系の神社?)
茅(ち)の輪〈または、菅貫(すがぬき)〉をくぐり祓いを行います。
その輪をくぐって詣でれば、疫病を免れるという信仰によるものです。
その輪の構造は簡素ですが、その円形には
時間も空間も褻(け)とハレ(晴)に「しかと内外に」二分する
神秘な力が宿っています。
左まわり、右まわり、左まわりと八の字に三回通って穢れを祓うともあります。
京都では夏越大祓には「水無月」という和菓子を食べる習慣があるそうです。
先日、頂いたところですがもう一度頂くとしましょう。
「水無月」は白のういろう生地に小豆を乗せ、三角形に包丁された菓子です。
上部にある小豆は悪霊ばらいの意味があり、
三角の形は暑気を払う氷を表していると云われています。
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