【マズローの欲求の階層説】
「わたしに出来ることは何か?」3月11日以来、それぞれの人が考えたと思います。
そして、それは同時に自分自身を振り返る時間だったのではないでしょうか。
テレビの前であまりの被害の大きさに絶句し、次々明らかになる状況に胸を痛め、
一人でも多くの人が助かりますようにと祈る時間が過ぎた後
では、わたしには何が出来るのか、何があるのかと考えなかったでしょうか。
漠然と考えていたことが具体的になったり、価値観の変わった方もおられるかもしれません。
自分の持ってる資源を普段意識していないことが多いです。
それは、それを気にしなくても日々が送れてきたり、当面、必要が無かったからでしょう。
以前にも紹介しましたが【ジョハリの窓】というモデルがあります。
それは自己を4つに分類するものです。
その4つの窓は、以下の通りです。
Ⅰ.自分も他人も知っている自己 「開放の窓」
Ⅱ.自分は知らないけれども、他人は知っている自己 「盲点の窓」
Ⅲ.自分は知っているけれど、他人は知らない自己 「秘密の窓」
Ⅳ.自分も他人も知らない自己 「未知の窓」
自分の中には、まだ知らない自分がいます。
そして、知っているけれども資源と意識していないものもあります。
この機会に、自分のもっているものを確認してみるのも良いでしょう。
自分が資格として持っていて、すぐに思い浮かぶものを手始めに書いてみましょう。
過去にやった仕事、アルバイト、手伝い・・・思いつくままに。
そして、次にそれぞれについて具体的にどんなことをやっていたかを書き出します。
こなことぐらい・・も、是非書き連ねて下さい。
何も無いと思っている方にもあります。
日々の生活を送ることも、たくさんの資源の集まりです。
そして何より今、生きて生活していることが
今を含む未来に資源を作りだす可能性をもっています。
このようなことを話している方がいらっしゃいました。
「阪神淡路大震災の時、子どもで何もできなかった。けれどもその時、
昨日までの当たり前が当たり前で無くなって、明日が来ることが当然ではないのだと解った。
そのなかで、自分は何をできるのかを考えて医学の道に進んだ。
そして今、この時に困っている方のお役に立つことのできる者になれたことがとても嬉しい。」
今、あちらこちらで様々な方が、それぞれの立場から考え
情報を発信されたりしています。
そのなかから、個人のものにとどまらない国としての資源が出来てくるでしょう。
そして
それは、世界の資源になり得るかもしれません。
すべて、今ここに生きているいのちの中にあるのです。
『書くことと話すこと【ジョハリの窓】(2010-02-23)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/7369
『一人ひとりに出来ること。(2011-04-01)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/18600
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