重陽の節供(菊の節供)
豆撒とは、節分(きょうですね)の宵
神社仏閣や一般家庭で行う追儺(ついな)の豆撒の事です。
追儺とは「なやらい」「鬼やらい」ともいい
禍を払う意味があります。
これらは、冬の季語ですので
旧正月でもある節分の今日までは、暦の上では冬なのですね。
さて、節分の今日行われる迎春の行事は
五行論から見るとどのような意味があるのかと言いますと・・・
まず、春の気である『木』を迎え入れるために
冬の気『水』を除き
『木』を相克する、秋の『金』も除かねばなりません。
ヒイラギの枝に、イワシの頭を刺して戸口に飾ります。
これは「イワシ」=「水気」(冬の気)を追い払い
木+冬=柊(ヒイラギ)を、戸外に追い出すことを意味します。
固くて丸いもの=「金」気をあらわします。
豆撒の豆は、それを見たてたものです。
『木』を相克する『金』を、『金』を相克する『火』で焙り
そのうえ、食べることで噛み砕いて散々に痛めつけ
“鬼は外 福は内”という掛け声で追放する呪術です。
このようにして、春を待つ気持ちを
五行論を応用して積極的な行動として行ったのです。
豆撒きは、迎春の呪術の行事として行われます。
そうして春を迎え入れる準備が整い・・・
立春の明日からは春です。
今日は新月でもあります。
明日はまさに始まり!という感じがします。
☆『Yu-cocoro office』ホームページはこちら↓☆
http://yu-cocoro.com/