キャリアレインボー
もう何十年も前に読んだ話ですが・・・
宮城まり子さん(ねむの木学園園長)が、ある女性とお会いになられた時のお話です。
女性の息子がある人を連れてきて、その方と結婚したいと言いました。
女性は、息子にその人は絶対だめだと反対されました。
暫く後に、その息子は女性に本当にその通りだったと感謝したということです。
何故か?
女性は、盲目でした。
座敷に座って、向かい合って話しているはずなのに
息子の連れてきた人の声は、ずっと頭の上から聞こえていたそうです。
話の返事を適当にしながら、立って部屋を見回しているのが分かったのです。
人が人に対する時の誠実さということを思う時
もう、何十年も前に読んだこの話を今でも思い出します。
見えなくても、いや見えないからこそよけいに
こころを尽くして伝える努力をしないといけないのだと思います。
その思いのあるなしは、やはり伝わります。
表面だけの取り繕い方ばかり磨くのではなく
中身も一緒に育む努力が必要です。
昨日のコラムで、このことが上手く伝えられているだろうか・・・と思い
追加で書かせていただきました。
『柔軟に、しなやかに・・・(2011-02-01)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/16766
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