月の満ち欠け ~旧正月に~
ものがたりの終わりの多くは、巡り合い結ばれるハッピーエンドで
そこですべて、めでたしめでたしとなればよいのですが
現実はそうはいきません。
誰かが幸せにしてくれるという思いで手に入れる幸せは
その誰かという支えを失うと、一気に崩壊してしまいます。
(これは、恋愛・結婚にかぎったことではありません)
女性のライフサイクルにおいて、恋愛・結婚は
基本的には、思春期・青年期からの発達過程になります。
周りに自分の生活を支えてもらいながら
自分自身を磨ける時から
その支えを離れ、自分自身で立って歩き始める
次のステージの始まりのときなのです。
表面ばかりを取り繕い、方法ばかりを真似るだけではなく
真似たものの内部を見つめ、自分自身を磨きましょう。
支えのあるうちに、自分を見つめ
失敗もして自らを高める日々を重ね
自分が輝いて光を放つ方が
いつやってくるとも知れない誰かに見つけてもらって
幸せを与えてもらうより
支え合える、良い関係が築けます。
支えはあくまで、自分自身で考え、行動できるようになるまでの
こころとからだの杖なのです。
違う杖に持ち替えるだけではいけません。
やがて、自分が支えとなる杖になる役割の時が来るのですから。
社会の仕組みや、役割分担が変わっても
妊娠・出産する性である女性のライフサイクルは
やはり、ステージごとにその時々の選択を迫られます。
いま選択肢は増え、自由に選べるようになりました。
しかしその自由が、生き方のモデルの少ない中では
自分自身で道を切り開かねばならない苦しさを生むことにもなりました。
何を選ぶかを決めるためには
『私とは何か』を持つことが、必要になります。
柔軟に、しなやかに
そのステージごとに自分の意志で選べるようになる力をつけましょう。
そのためには、自分を好きになること
自分を主語にして話すことから始めましょう。
『わたしは何故ここにいるのか(2010-06-07)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/10170/
『自分を愛すること「I’m OK!」(2010-11-22 )』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/14799
『心でみる(2011-02-02)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/17009
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【知恵カフェ vol.16】