喪失と悲しみの心理 2
パソコンや携帯電話で、居ながらにして
様々なことを瞬時に検索出来るようになりました。
最近、知らない場所へ出かけて行く機会が多く
そんな時、パソコンや携帯電話から検索すると
あっという間に目的地までの【線】を
繋いでくれるようになり、大変助かっています。
しかし予定通りに目的地に着けばよいのですが
何かトラブルがあると
たちまち自分はどこに居るのかを
見失ってしまいます。
かつて一人旅が趣味だった頃
まだ国鉄だったJRの時刻表は
全国を繋ぐ事が出来て
見始めると時間を忘れ
全国地図と並べて、ああでもないこうでもないと
あれこれ組み立てるのが楽しくて仕方ありませんでした。
時々予定通りに行かない事が有っても
プランを作る段階で、様々なルートを地図上調べて
【面】として捉えているので大丈夫です。
自分の居る場所がしっかり分かっているからです。
ピンポイントで欲しい情報だけを取り出せるのは
便利ですが
その周辺のものが見えないので
広がって行けません。
余分や無駄と思うものの中に
大切なものが隠れています。
そしてそのことに
後から気づきます。