夏の盛りになりました。
スーパーの店頭に並んでいた柿を買いました。
秋を感じながら剥いてみると・・・3つ続けて渋柿でした。
ガッカリして、それ以上剥けなくなってしましました。
でもせっかくですので、薄く切って干柿にしました。
『柿が赤くなると医者が青くなる』といわれます。
100gにビタミンCを70mg含むので、約1個で一日分の必要量を摂取することができます。
その他B1、B2、ミネラルなど各栄養素をバランス良く含んでいます。
柿の色は、ベータカロチンによるものでビタミンAの効力をもちます。
ビタミンAとCを含むので
疲労回復、かぜの予防、高血圧症やガン予防、老化防止などの効果があります。
ただ、渋み成分のシブオールが鉄と結合しやすく、鉄の吸収が悪くなるので
便秘や貧血のもとになるため食べ過ぎに注意です。
また、生柿は【寒性】で、特にお腹を冷やします。
胃腸の機能を止めますので、夜に食べるときは注意が必要です。
オレンジ色をしていますので太陽の出ているうちに食べましょう。
干柿にすると寒性から【温性】に変わります。
また、干柿は生柿に比べると
糖分は4倍、ビタミンAは2倍近くになります。
【寒性】=陰
体を冷やし、体内の余分な熱をとります。
【温性】=陽
気や血液の流れをよくして、新陳代謝を高めます。
冷えが気になる方は干柿にするとよいですね。
干柿が出来上がって食べるとおいしくて
もう少し干柿にしようと思って剥くと
今度は、渋柿が見つかりません・・・。
『気1(2010-08-01)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/11831
『気2(2010-08-02)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/11856
『食べ物は“薬”(2010-10-20)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/14030
『四食(2010-10-21)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/14090
(参考:『素材de料理』 学研)
〈中医学 44〉