喪失と悲しみの心理 2
何かと集まりごとの多い秋です。
芸術の秋。気の合う同士で集まって趣味の会。
食欲の秋。友だちと集まってランチに出かける。
こういった自分で選んで、気の合う者同士で集まるグループは
【インフォーマルグループ】といいます。
最初は楽しいし、幾ぶんかの不慣れや遠慮があって問題は出てきにくいです。
回を重ねるうちに、何か問題が発生した時・・・
抜けていくことは可能であるし
場合によっては、そのままグループそのものが自然消滅してしまうこともあります。
そんなとき、そのグループに対して
うまく機能するように働きかけれくれる人がいると
その問題を乗り越え、そのグループは一段階成長します。
一方
郊外学習や、修学旅行の班行動。
あるいは文化祭や体育祭でのクラス単位などでの発表など
決められたグループは【フォーマルグループ】といいます。
あらかじめ決められていて、自分では選べないグループのことです。
上手くいけば、とてもよくまとまります。
しかし、問題や葛藤が生じても、抜けることは出来ません。
そんなときリーダー(担任の先生や、学級委員でしょうか?)の腕の見せ所です。
それぞれの個性を見極め、見合う役割を見つけるなどして、
全員が気持ちよくいられるようにまとめていきます。
そうやって乗り越えていくことが出来たとき
そのグループは、発達・発展することが出来ます。
人は一人では生きて行けません。
何らかのグループに属し、そのなかで成長していきます。
家族もひとつのグループです。
『人生の下書き(2010-05-18)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/9632
『人と人の間で(2010-06-02)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/10042
『行旅(こうりょ)死亡人(2010-08-11)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/12135