わたしはここにいる。
やっと涼しくなってきたところで
よけいに季節外れのタイトルですが・・・(笑)
今年は、都会の盆踊りに仕事帰りのサラリーマンが
たくさん踊っていると報道されていましたね。
盆踊りは本来、お盆にかえって来られた祖霊を慰める霊鎮め(たましずめ)の行事です。
そしてそれとともに、男女の出会いの場でもありました。
月明かりの下での盆踊りの輪の中で、これはと思う相手を見染め
輪が解けていったあと、それぞれ声をかけていたのですね。
行事の中に、そのように出会いの機会が織り込まれ
特別にそのためにセッティングしなくても上手く出来ていました。
今の出会いの事情はどうなのでしょうか?
人恋しさは、それはいつの時代になっても同じだと思います。
様々なパターンの出会いがあると思います。
ネットの世界に存在する『出会い系』なるものはいったいどのようなものなのですか?
『系』・・・って??何なのでしょう???
耳に聞こえてくるときは、事件に絡む『出会い系サイト』ばかりで
印象としては危ないものですね。
調べる興味があっても、とてもではないですが近寄れません。
しかし今、人は間違いなく見知らぬ誰かとネットで繋がり
そのことで多くの恩恵もあずかれるようになりました。
このふたつの違いは何なのでしょうか。
どちらも、顔も本名なども知らないことは同じです。
わたしは、その根底に信頼感があるかどうかだと思っています。
お互いにこの人は大丈夫だと思える何かがあってこそ
安心して見知らぬ誰かと繋がれるのだと思います。
そしてそれは、人が一番初めに身につけたい人生の発達課題です。
もうネットが離せない時代であるならば
せめて安全と信頼のある繋がりであって欲しいと願います。
『基本的信頼VS不信〈発達理論〉(2010-08-06)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/11994
『人の噂も七五日【ネット社会の光と影1】(2010-09-15)』
http://mbp-japan.com/hyogo/yu-cocoro/column/13105