わたしはここにいる。
自動車教習所に通っていた頃のはなしです。
車両点検の仕方の時に聞いたのだと思うのですが
(なにぶん、霞の向こうにあるような古いことなのであやふやです)
ハンドルにはあそびがなければ危険なので、確認することと習いました。
両脇に余裕を残すということ
もう6年以上前になるでしょうか
録画したテレビ番組を編集しているときに気付き驚きました。
繋ぎの部分の一呼吸置くような、暗転する部分が ある日、無くなりました。
ひとコマずつ送りながら編集していたので、そのひとコマ分の余裕も無くなったということです。
前の場面の残像が残っているうちに、次の場面の映像が重なるように始まるようになりました。
専門的な事は、解りません。
しかし、息もつかせず次へ次へと惹きつけて行くその手法に
深く落胆しました。
そして、淋しくなりました。
今は、どのようになっているのでしょうか?
ハンドルにあそびは必要なのですよね。