コラム
社会福祉施設で増加傾向にある労災事故
2021年5月10日
兵庫労働局では、平成2年の労働災害発生状況を公表しています。
このデータを見ると、社会福祉施設における昨年の死傷災害発生状況は、
585人となり、前年と比較して24.5%増で115人の増加、
4年前の平成29年と比較すると56.0%増で210人の増加とのことです。
労災事故の内容として、転倒が162人
新型コロナウイルス感染によるものが84人とのことです。
詳しい詳細が待たれるところですが、
労災事故の全業種の1割を占めているのが、社会福祉施設です。
業種として多くの労働者がいるのも要因ですが、
社会福祉施設での「転倒」事故が非常に多い状況にあります。
・階段での踏み外しや滑った
・浴室を含む床が濡れていて滑った
この2点が多く、駐車場での車止めにつまづくなどの転倒も多いとのことです。
腰痛防止も多く取り組まれているところですが、
「転倒」の防止にも取り組みましょう。
厚生労働省
「社会福祉施設における労働災害防止対策について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000123245.html
※兵庫労働局公表資料
https://jsite.mhlw.go.jp/hyogo-roudoukyoku/content/contents/000862849.pdf
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