社会福祉施設で増加傾向にある労災事故

山本勝之

山本勝之

テーマ:健康で働くために、メンタルヘルス

兵庫労働局では、平成2年の労働災害発生状況を公表しています。


このデータを見ると、社会福祉施設における昨年の死傷災害発生状況は、
585人となり、前年と比較して24.5%増で115人の増加、
4年前の平成29年と比較すると56.0%増で210人の増加とのことです。

労災事故の内容として、転倒が162人
新型コロナウイルス感染によるものが84人とのことです。


詳しい詳細が待たれるところですが、
労災事故の全業種の1割を占めているのが、社会福祉施設です。

業種として多くの労働者がいるのも要因ですが、
社会福祉施設での「転倒」事故が非常に多い状況にあります。

・階段での踏み外しや滑った
・浴室を含む床が濡れていて滑った
この2点が多く、駐車場での車止めにつまづくなどの転倒も多いとのことです。

腰痛防止も多く取り組まれているところですが、
「転倒」の防止にも取り組みましょう。


厚生労働省
「社会福祉施設における労働災害防止対策について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000123245.html


※兵庫労働局公表資料
https://jsite.mhlw.go.jp/hyogo-roudoukyoku/content/contents/000862849.pdf




~こちらの記事も、続けてご参考ください~
・介護施設・事業所で毎年続けたい職場環境の改善




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山本勝之
専門家

山本勝之(社会保険労務士)

ゆい社会保険労務士事務所

介護の現場で要となる人材面を中心に、事業所に向けたあらゆるアドバイスに取り組んでいます。人材採用、教育、評価、職場環境の整備から、施設の開設、事業譲渡まで、サポートの範囲は多岐にわたっています。

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