介護職員との面談は、どのぐらいの頻度で行うのか

山本勝之

山本勝之

テーマ:面談、人材育成・マナー

介護施設・事業所では、毎年1~2回、介護職員への面談が行われています。


この面談は、どのぐらいの頻度で行うものでしょうか?

毎年1~2回では、少ないような気がします。
なぜなら、介護職員の離職状況を見ると、
3カ月を待たずに離職してしまう方が多いからです。

毎年3~4回は定期的に行い、
採用したての方、新たにリーダーや管理職になった方、
仕事中もイライラしている方、愚痴が多い方などは、
1週間に1回程度、そんなに長い時間でなくても良いので、
面談をしましょう。


はじめの頃は、今の現状を尋ねます。
自分ではどんな状態と感じているのか、
上司としてどんな風に見えているのか、
お互い率直に話を出し合います。

ここでは、上司の方は指導するのではなく
部下の思いをまず受け止めましょう。


次の面談では、前回話してみてどうだったのか、
1週間どうだったのかを面談で尋ねてみましょう。

また、部下自身でできること、やってみたいことを
話せるようにして、次の面談まで取り組めるようにしましょう。


面談と面談の間では、こまめに声をかけることもよいですが、
前の面談の進捗状況はそんなに聞かなくても良いでしょう。

むしろ、面談で自分で決めた内容でできていることを
部下にフィードバックしてあげましょう。

上司の方は、部下をよく見ておく必要がありますが・・・。





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 ※2020年7月16日に、記事の内容を一部修正しました。

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山本勝之
専門家

山本勝之(社会保険労務士)

ゆい社会保険労務士事務所

介護の現場で要となる人材面を中心に、事業所に向けたあらゆるアドバイスに取り組んでいます。人材採用、教育、評価、職場環境の整備から、施設の開設、事業譲渡まで、サポートの範囲は多岐にわたっています。

山本勝之プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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