労働基準法違反の介護事業所は、指定が取り消しに

山本勝之

山本勝之

テーマ:運営基準・管理・指定取消、マイナンバー

平成24年4月からの介護保険法等の一部改正により、
介護サービス事業者の労働法規の遵守が盛り込まれました。

具体的には、労働法規等を遵守していない場合には、
事業所の指定の取り消しなどが行われます。


これらの措置は、介護事業所で多発している労働基準法などの
法律違反を防ぐことにあります。


この取り扱いが定められた後、労働基準法などの違反で
指定が取り消しになった事業所があるのか・・・
となると、今のところ詳しい実態はわかりません。


しかしながら、昨年12月に千葉県において、障害者総合支援法による
指定取り消しが行われた模様です。

就労継続支援A型の事業所において、社会保険料の未納と、
賃金支払い義務違反が処分の主な理由です。


介護保険法での指定取り消しではなく類似の事案ですので、
介護保険法では指定取り消しは行われないだろう・・・
などの勝手な判断は禁物です。


今一度、労働法規が遵守されているか、確認しておきましょう。



先週は、事務所近くの南京町が春節祭でした





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※2020年7月14日に、記事の内容を一部修正しました。

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山本勝之
専門家

山本勝之(社会保険労務士)

ゆい社会保険労務士事務所

介護の現場で要となる人材面を中心に、事業所に向けたあらゆるアドバイスに取り組んでいます。人材採用、教育、評価、職場環境の整備から、施設の開設、事業譲渡まで、サポートの範囲は多岐にわたっています。

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