介護の現場でのパワーハラスメントは、メンタル不調を引き起こす可能性もあります

山本勝之

山本勝之

テーマ:健康で働くために、メンタルヘルス

職場が原因でメンタル不調になる原因は、

 ・仕事への不満
 ・人間関係
 ・過重労働
 ・待遇などに対する不満 などがあります。


厚生労働省は、パワーハラスメントについての調査を発表しました。


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「企業の3割超「パワハラあり」 厚労省が初調査」
 産経新聞 2012年12月13日(木)

厚生労働省は12日、過去3年間に職場内の立場を利用したいやがらせ
「パワーハラスメント」(パワハラ)があったと回答した企業が
32%に上ったとする調査結果を発表した。

労働局に寄せられる職場のいじめや嫌がらせに関する相談件数が急増している
ことを受けた調査で、厚労省による全国調査は初めて。

調査は7~9月、従業員30人以上の全国の企業4580社と、
企業や団体に勤める20~64歳の男女9千人を対象に行われた。

その結果、過去3年間にパワハラに関する相談を受けたことがある企業は
全体の45・2%で、実際にパワハラに該当する事案があったのは
全体の32%(1526社)。「パワハラを受けたことがある」と答えた
従業員は25・3%と、4人に1人の割合だった。

企業に寄せられた相談を分類したところ、もっとも多かったのは、
「クビにするぞ」といった脅迫や暴言などの「精神的な攻撃」(69・6%)。

従業員からは「物を投げつけられる」(30代女性)
▽「休日出勤しても終わらない業務の強要」(30代男性)
▽「あいさつしてくれない」(30代女性)-などの事例が寄せられた。

(引用元: http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20121213105.html
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「クビにするぞ」というのは、言ったほう側は、ふとしたことから出た言葉かもしれませんが、
言われた側は、大変深刻に受け止めることがあります。

怒られた後に、さらにこんなことを言われると・・・。
心配になり、メンタル不調につながる可能性が高まります。

このような調査を参考に、介護の事業所においてもメンタルヘルス対策を
進めていくことが、早急の課題になっています。



※厚生労働省の発表
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002qx6t.html



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※2020年7月10日に、記事の内容を一部修正しました。

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山本勝之
専門家

山本勝之(社会保険労務士)

ゆい社会保険労務士事務所

介護の現場で要となる人材面を中心に、事業所に向けたあらゆるアドバイスに取り組んでいます。人材採用、教育、評価、職場環境の整備から、施設の開設、事業譲渡まで、サポートの範囲は多岐にわたっています。

山本勝之プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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