できないではなく、どうしたらできるかという視点で考える
先日テレビを見ていると、部下のほめ方叱り方が、難しくなったということをしていました。
なぜ難しくなったかというと、職場では、
・上司である自分も、職場では一プレーヤーである
・年功序列型の組織ではなく、部下が年上の人もいる
・雇用形態が、派遣社員や契約社員など様々
・自分よりもスキルも高く、専門性が深い部下もいる
ということが、原因のようです。
さて、部下をほめるにはどうしたらよいでしょうか?
頑張っている部下に「頑張っていますね、努力家ですね」というほめ方は、
少し残念なほめ方です。
「・・・努力家ですね」は、ほめる方の価値観が入っていて、
言われた部下は、上司との人間関係によっては、
・言われてうれしい
・どこまで分かって言っているのか
というように、人によっては、評価が全く違うものになる可能性があります。
ここでのほめ方は、「汗をかいて、頑張っていますね」というように、
言葉を掛けるあなたが見たそのままの事実をお伝えいただくだけです。
事実をそのまま伝えるには、日頃から部下をよく見ておかなければいけません。
しかし、この正しいほめ方は、上司は自分のことをしっかり見てくれているのだと
感じることとなり、上司と部下との間に信頼関係ができます。
介護の現場では、毎日同じ業務の繰り返しも多いですが、
部下の少し変わった点を気づく、気にかけることは、上司として大切なことです。
現場での部下へのほめ方を、少し気をつけてみてはいかがでしょうか。
秋の空になってきましたね。
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※2020年7月10日に記事の内容を一部修正しました。