介護施設で取り組みたい4Sとは?

山本勝之

山本勝之

テーマ:健康で働くために、メンタルヘルス



 
 春の日差しが感じられるようになったと思いましたが、
 先週は、底冷えの厳しい1週間でした。

 体調は崩されておられませんか?


 介護施設で取り組みたい4Sがあります。

 この4Sは、アップル社の新しい携帯電話のことではありません。
 製造業やサービス業では当たり前のこととして取り入れられていることです。

 
 それは、「整理」、「整頓」、「清掃」、「清潔」のことです。
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 なんだ、当たり前のことではないか、と思いますが、
 できている施設は少ないと思います。


 1.整理

   本当に必要なものだけが、施設の中で保管されているのでしょうか?

   ある施設では、業界雑誌を大切においていて、相談室まであふれかえっていました。

   日常活用しているのであればよいのですが、埃がかぶっていて、相談に見えられた方も
   良くない印象がありました。


 2.整頓

   必要なものがすぐとり出せるようになっていますか?

   利用者用のおむつはかさ張り、見た目が同じようなものも多いですが、
   大きさや種類も違います。

   必要な時に、さっと取り出せるようにしておけば、時間や在庫のロスも少ないです。


 3.清掃

   床面などが濡れたままや汚れていませんか?

   床面が濡れたままであると、職員が滑るかもしれませんが、利用者も滑る危険性があります。

   水をこぼしたり、汚れたりしている場所は、その都度清掃をしましょう。


 4.清潔
 
   衛生面を確保するのに必要です。

   1~3の整理、整頓、清掃を繰り返すことで、清潔を保つことができます。

   清潔に保つことは、多くの利用者が集団で生活しているので、大変重要なことです。


      
 これらを日常の業務で注意することで、施設(職場)の環境は保たれます。

 今日の日直当番を決めるだけでなく、4S当番も決めておき、利用者への対応だけでなく、
 集中的に、整理・整頓・清掃・清潔の4Sを進めてくださいね。




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※この記事は、2020年7月10日に記事の内容を一部修正しました。

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山本勝之
専門家

山本勝之(社会保険労務士)

ゆい社会保険労務士事務所

介護の現場で要となる人材面を中心に、事業所に向けたあらゆるアドバイスに取り組んでいます。人材採用、教育、評価、職場環境の整備から、施設の開設、事業譲渡まで、サポートの範囲は多岐にわたっています。

山本勝之プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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