力の流れはどのように動く?ー集めて細長く伸ばす背骨の感覚

テーマ:ボディコントロール

力の流れはどのように動く?ー集めて細長く伸ばす背骨の感覚


体の力の流れはどなたにもありますが
使い方を強引にすると詰まったり、痛かったりで
楽にはつながりにくくなります。


集めて長く伸ばす背骨の感覚
体にはインナーマッスルと言う中心に近い繊細な筋肉があります。
初めは難しく思われるかもしれませんが
これを長くつないで、体の中を流れる力の動きは、
自ら意識して、練習することで感じられるものです。


例えば、力の流れの感覚を感じてもらうために
よく正座をしてもらいますが(正座が難しい人は椅子に座って)
頭頂部へ抜けていくような背骨の感覚は
私に触ってもらって感じてもらうこともあります。

お尻の底から吸い上げる感覚
何も意識していない状態から、胴体を両手で挟むようにしてもらって
お腹の底から吸い上げるような体の変化を
「あっ!」
と感じられて、ご自分でもその通りにやってみて、覚えて下さったり
逆に私が誘導することもあります。

正座が難しい人は椅子に座って頂いても
股の底を床に水平になるように座れると
骨盤と脚は分かれて、自然に折れ目ができ
詰まることなく、とても楽な状態になります。

安定している股の底から、磁石のような背骨に下からも上からも脇からも
流れが吸い寄せられ、細く集めてくる感覚。
砂鉄が寄り集まってきて形を形成していくようなイメージがあります。
それを吸い上げて引き伸ばし、上下にどこまでも伸ばしていきます。


体幹の骨のあるべき位置はそのままに、背骨ひとつひとつが
上下に無理なく伸びていくとき
脇も、腰もどこも縮むところも、余っているところもありません。
それどころか、背中全体にしなやかで強いシールドが張られて
よりどころのある、安心な感じがします。

体幹のどこもかしこも中枢部の司令塔とつながっていて
ストレートに意思伝達が行なわれます。

ここから手足、頭に更につながって
脚の付け根を中心に引き込む、や、脇を引き込むという意識も
この中心に集める感覚が大切になります。


花が根から栄養分を吸い上げるのと同じです。
骨のあるべき位置と体の中を流れが循環するイメージを持てると
体の繋がりをでき、自由度の高い体になっていきます。


自然の在り方に逆らわない体は無理がなく美しくなります。
また次回をお楽しみに。


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うまさきせつこ
専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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