質問の答えー開脚、長座、脚を上げる時、座面が床を向いていないとは?

うまさきせつこ

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テーマ:ボディコントロール

質問の答えー開脚、長座、脚を上げる時、座面が床を向いていないとは?

先日、ZOOMミーティングを受けられた方からのご質問に
少しお答えしようと思います。

質問1:タオル1つで楽に背骨を伸ばす、体幹から脚を上げる(2020年4月12日)
をする時、タオルが上に上がってしまうのは、何がいけないのでしょうか?
質問2:開脚の時、座面が床を向いていないとはどういう状態ですか?

この質問2つは、うまくいかない状態が同じなので
以前に使った写真を見ながら一緒に説明してみます。

(背骨を伸ばせる状態)
体幹の底を押せる力の流れ
(背骨が伸ばせない状態)
体幹の底が押せない状態
上の画像。
タオルが上に上がらず押せているのは
赤い線で書いているように
体幹の底がしっかり押せるベクトルと
それを押せて体の中心に還る力があるからですが
この張り合う力が同じでないとタオルは押せず(背骨が伸びず)
体幹の底は斜め上に上がってしまいます。
座った状態であれば、腰が落ちて背中が丸くなっている状態。
開脚でも同じです。

体幹の底は黄色い矢印のようにこの場合、床と並行に背骨を引き合っており
座れば床に垂直に引き合っています。

下の画像は長座ができない、辛い、背中が丸くなる理由(2019年11月3日 )
で使っている長座ができず背中が丸くなる状態を逆さにしてみました。
タオルが押せない、座面が床を向いていない状態とはこの状態です。
開脚や長座ができていても、楽ではなく、脚には力が入り
膝と床の間に隙間ができたり、腰が落ちたままになります。

体幹の底を押せる力の流れ2
この写真には 」 の形のブルーのカギかっこのような印がついています。
体幹の底にこのような角っこを作ると(これでタオルは上がらない)
押した角っ子に当たった流れが背骨に還ります。
背骨が引きあえる状態になって
股関節には脚へ力の流れを送れるゆとりができます。

脚に流れを送る時には背骨から
この角っ子を角っ子のままにして通ります。
テーブルクロスをテーブルにかけた時を思い浮かべてください。
テーブルの端はしっかり角があるままですよね?
このテーブルクロスの端っこを張りのある状態にしたのが
脚を上げている、脚を伸ばしている状態。

初めにリンクした動画の(2:20)あたりを見てください。
タオルが上がってしまう、座面が床を向いていないとは
初めに張りを作ったつもりだったけれども
意識が脚を動かそうとした時、或いは伸ばそうとした時に
意識の目的が、

「脚を上げる」
「脚を開く」

に変化してしまっていると思われます。
意識がすでに体幹から離れてしまい、
初めの設定と同じではないということです。
誰もが陥りやすい状態です。
初めの設定のままできる状態にする方法は
次の5月 ZOOMミーティング(無料)、パーソナルWebレッスンで。

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うまさきせつこ
専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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