開脚から痛みなく脚を回す意識付け
体育座りを楽にしたい
昨日のコラムなぜ体育座りがきつくてできないか(2020年2月17日)
でお約束のストレッチをひとつ。
普段の生活でも、パフォーマンスでも
無理のない動きができる人は、正座や体育座りやヤンキー座り、あぐら、長座など
「床に座る」ことが美しくできます。
子供でも体育座りがきちんとできている子は
体育が得意です。
美しい正座や体育座りの中に体幹を使うあらゆる要素があるからです。
苦手だという方、できるかできないかはほんの少しの意識や使い方の差です。
できればトライしてみてください。
バーや鉄棒など、しっかりしたものを使います。
足裏をきっちり踏んで、逆手で肘を開かないようにして
ぶら下がります。
お尻の底を床に向けて押し、背骨が伸びるようにして
赤いラインのように足裏から膝、お尻、背中、頭の方まで
体の裏側を意識しながら背中を上げていきますが
お尻が浮き上がらないように。
また、上に上がらず後ろにスライドさせるとお腹が縮んだままになってしまうので
気を付けて。
この時足裏からの流れは張りがあるままです。
更に脚を前に伸ばすのでなく、背中の裏側への流れが上に自分の体の中で
循環して上がっていくように、更に引き込んで
結果的に膝が伸びるようにすると長座になります。
一つ目の段階でも、この段階でも
体幹の底の小さな引き込みをしています。
これは不具合や痛みのない体へのコントロールー体幹の位置感覚、力の流れ(2020年2月16日)
でも、誘導して全員がインナーで動かすことができました。
座骨から膝の長さが長いまま張りを持たせて
膝裏を高く上げるようにもう一度後ろ上に引き込んで
膝下を手前に持ってくると、楽な体育座りです。
反り腰の人は上でなく、前に押してしまいがちなので気を付けて。
前に押すとお腹が縮んで腰が落ちてしまいます。
逆手でバーを持つとき、肩が上がってしまうと
背中が抜けることも多いです。
前肩、肩甲骨につながらない腕の使い方であれば
その状態を改善する方法も、このコラムにはたくさん書いています。
WSやクラスレッスンでは、このようなことも含めて、それぞれの状態に合わせて
体全体を整えて、できないことをできる設定を作って行くことを
常にやっています。
参考:足裏の縦アーチ、横アーチを作り、体幹につなげる(2019年9月28日)
背骨を伸ばせる状態からヤンキー座り→体育座り→長座へ(続き)(2019年10月25日)