重心を感じて立つ うまさきせつこのボディコントロール
体幹を作るあらゆる要素を含んだ「美しい」正座は究極のストレッチ
お茶やお花、武道などを日常的にされている人を除けば
椅子を使うことが当たり前になっている
今の日本では、正座で座ることが極端に少ないと思います。
「正座を日常的にすると、脚が太く短くなる」
ということを言われますが
この仕事をするようになって、本当にそうだろうか?
と思うことが多くなりました。
詰まった股関節、膝で座っていれば脚は固まり、ねじれます。
背筋は伸びず、お腹は縮んで、それを日常的に続けていれば
脚も短く(使わざるを得ず)太く(ならざるを得ない)
なることはうなづけます。
昔は正座で座ることが当たり前で
脚を崩すのはお行儀が悪いことと言われました。
私の世代でもそうなのですから、もっと昔の人たちは
不具合があっても、痛くてもしびれても
きついままの状態を我慢されていたんだろうと思います。
負荷のかかるしんどい状態で座っているのは拷問のようなもの。
昔は罪人に強いたくらいですから、本当に楽な状態で
座っていた人は少なかったと思われます。
この仕事をしてきて、「正座ができない」「正座がきつい」
という方が如何に多いか
を知りました。
「正座」ができなくても日常生活はできますが
「正座ができない」ということはまず
以下のようなことが
・足首が固い
・足裏をしっかり踏めない
・膝裏にお肉が集まり固まる
・股関節を折りたたむのが難しい
・太腿がパンパン
・ふくらはぎもきつい
・股関節、膝が痛い。
・脚が短く太い状態
・脚が歪んでいる
・背骨が充分に伸びない
・胸郭が縮む
・肩甲骨が上がる
・前肩
・ストレートネック
・腰が辛い
・骨盤の前傾、後傾
・お腹がポッコリ
・お尻がぺらぺら
・猫背、或いは反り腰
ざっと上げただけでも、このくらいはあります。
「正座ができない」「正座が辛い」
という方、或いはできるけれどと思う人でも
いくつか思い当たることはありませんか?
「正座なんて普通にできるわ」
とおっしゃる方もいるでしょう。
でも、それは楽ですか?
上のような要因があると、正座は一応できても
負荷の少ない楽な状態でなければ
安定した体幹で、生活したり
踊ったり、いろんなスポーツ、競技をするにも
うまくいかないことが、多々あると思います。
正座ができない、足首が固い、股関節が折りたためない
膝が痛い、肩甲骨が、前肩が・・という人を見て
改善するためのあらゆることを考えていくうち
「美しい」正座はこれらを解消するあらゆる要素を含んでいる!
と思いました。
私も正座を日常的にすることはあまりありませんでしたが
いろんな方法を考えて実践していくうち
2時間の正座をする機会がありました。
ずっと同じ姿勢でいるのはもちろん楽とは言えませんが
2時間正座を続けて、立ち上がった時
痺れも足がもつれることもありませんでした。
自分で驚きました。
10年くらい前に30分くらい正座しただけで、痺れて
立ち上がった時には足がもつれた経験があります。
少なくとも、負荷がかからない状態で座れたということです。
体幹を最小の力でコントロールできることを
意識してやっていくうちに
正座も含むいろんなことができていくということです。
こういう正座ができるようになると
ヤンキー座り、体育座り、長座、開脚、開脚前屈
背骨をしならせる、腕を無理なく楽に使うなどにつながり、
体のつながり、力の流れを知っていくことで
自由度の高い体を得ていく方向性ができていきます。
あらゆる要素を織り込んで、順を追って背骨を伸ばせる設定にし
しっかり伸びた脚を折りたためるように誘導、
回数を重ねてご自身でも伸びやかな体にを目指すうちに
「美しい」正座をまずできるようになるための複数回集中WSを
4月からやってみる予定です。
1回でも無理なく痛くない正座ができるようになられる方も多いのですが
「正座ができた、それで終わり!」
となっても、意味がなく思えます。
しっかり身に着くように、次につなげられるようなやり方にしなければ
次にすることはまた一からです。
一度やってみて更に、ここから展開できることを
重ねて次につなげられたらと思います。
準備ができれば、さらに詳細なご案内をさせていただきます。
この講座はコロナウィルスによる緊急事態自粛要請を考え
現在は延期しておりますが
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ZOOM/美しい正座講座初日の感想(2020年7月13日)
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