肋骨の位置を整えて自然な力の流れを作る
「股関節を引き込む」「骨盤と脚を分ける」とは?
「股関節を引き込む うまさきせつこ」
と検索しても、出てこないが
「股関節を引き込む」とはどういうことかは
股関節を使える状態に整えていく(2019年11月12日)
で言及している。
骨盤と脚を分ける(2016年12月7日)
については上げているコラムだけではわかりにくいと思う。
このコラムでは骨盤後傾している人に体幹の底を床に向けることを促しているが
この方も背骨は十分に伸びていない。
反り腰で前傾している人も、体幹の底が床方向に向いていないという点では同じ。
言葉では難しい。
いろんな観点から、多くのコラムを書いているが
使い方は進化していくので、どれかを読んでもらって腑に落ちる、落ちないは
理解に個人差がある。
ちょっとした使い方の向きや角度、張りの具合で、背骨の伸びや感覚、脚へのつながりは違ってくる。
股関節の痛みや不具合で辛い思いをしている人なら
より体全体の状態は、きつい状態になっている。
(自分なりに股関節を引き込み、骨盤と脚を分けた状態①)
(自分なりに股関節を引き込み、骨盤と脚を分けた状態②)
上の画像は、体幹の底を床に向けるのに
骨盤ごと前傾させているので、背骨は反った状態になって
体幹の底は感じられるが、脚の感覚は薄くなってつながらない。
わかりやすいように箱の形で書いている。
体幹の底の向きは、この箱の底の面を向いて、向きたい方向ではない。
下の画像では背骨を尾骨の方に押して、少しすくい上げるようにして
背骨に流れを返すようにしている。
上の画像よりはいい状態になって腰回りにも感覚があるが
まだ脚は思うようにコントロールしにくい。
(誘導した状態)
お尻の形がしっかりわかるほど明確になっている。
骨盤と脚が分かれて、股関節がくっきり折れている。
ブルーのラインの足裏からの流れが
骨盤と分かれた脚とでつながり
上半身は体幹の底までつながったオレンジ色の部分の流れとで共有している。
この共有した重なる部分が、コントロールする場所になる。
体の裏側を使うことで感じられる場所。
お尻がもりっと盛り上がって
背骨を中心に、半身ずつつながっている。
これで背骨はしっかり伸び、脚はつながり
無理なく方向が変えられる。
開脚なら、中心に寄せることで楽に開脚できるし
股関節の不具合や痛みは、ここまで感じられると痛くない。
背骨も使い方で楽にしなったり、向きを変えることができる。
お尻の底に「角っこ」ができている。
それを作るのに誘導している。
寝ても立っても座っても同じ。
文章ではこれが精いっぱい。
昨日の動画足首が固くてあぐらがかけない 膝が上がる 腰が辛い(2020年2月2日)
は、足首を伸ばせる状態にすることで、体幹へのベクトルを作っている。
座骨歩きは更に進化しています(2020年2月1日)
も、こうして体幹の位置感覚が明確に意識できるから、ブレ少なくできること。
ひとつのしたい動作をするために、体のつながりを促すポイントをいくつも作って
目的に向かう仲間を増やしていると考えてほしい。