重心を感じて立つ うまさきせつこのボディコントロール
痛い腕、腕を伸ばすのでなく体から合わせる
昨年、腕を傷めてしまい、よくなってあと1歩というところで
またいらない力を作ってしまい・・ということを繰り返して
随分よくなってはおられて、腕も上がるようになった方ですが
まだ状況によって腕や肩が詰まってしまいます。
腕を伸ばすのでなく、体幹から送り出すことをしてもらいました。
最初は手前側の腕は、詰まって伸びませんでした。
そのままで腕を伸ばすのでなく
体幹側の方向を変えて、インナーから腕につながるようにしました。
痛みなく伸ばせました。
ただ反対側と同じようにはなっていません。
腕や肩の問題ではなく
痛くて伸ばしにくい腕を庇うために
脇や背骨、体幹の底のつながりがうまくできず
痛い方の半身の位置感覚もイメージできなくなっていました。
こういう時には、
それまで丹念に意識してよくなったところが
痛いところがある、という一つの部分に意識が集中し
そこを使う時、自分の体の元々よくないところが
一挙に出て来ます。
怪我をした時、不具合がある時
それまで意識できていたところが全く感じられなくて焦りますが
痛くないところを探すうちに徐々に感じられるところが増えてきます。
まだもう少し時間がかかりそうですが
まずは痛くなく使えるところ、そこと連動するところを
根気よく探していきます。
自分が怪我した時を思えば、よくわかるのですが
肉離れなどで傷めたところは、いったん0。
新しく再生された筋肉が育ってくると
傷めた時と同じ使い方でなく、育つまでに楽で痛くない使い方をしておくのが
役立ちます。
痛いのは無理な使い方だということ。
痛くない使い方は、育ってくる筋肉の邪魔をしません。